Column
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飲むことはもちろん、神経を集中させて淹れるのは日課となっています。 コーヒーメイカーではなくハンドドリップ、エスプレッソマシンではなくトラカンザンというように、 電化製品よりも「手」を使って仕上がった味が僕たちの好みです。
機械よりも「手」を道具として使うのが好きだなんて、不思議なものです。
機械と「人の手」では、出来上がりがまったく違いますし、 なによりも革製品を使う上での最大のおもしろさ=エイジングも異なるという理由からです。 その違いを数値として出せるかといえばそんなことはありませんが、機械と人が握る寿司では味が違うようなものでしょうか。
革製品において、作り手が出来ることはあくまで「形を作り上げるところまで」と思っています。 お渡しした後は、使い方や体温、皮脂、性格…。 使う方のすべての影響を受けて、レザーは日々変化していきます。
そして使うのが人であるからこそ、作るのも機械ではなく人がいい。 手作業は、革の状態やちょっとした変化を人間の眼や手で感知し、瞬時に一番合う選択ができます。 そしてこれは画一的に高スピードで作る機械では出来ない判断だと僕は思っています。
少なくとも自分達が好きであり、自信をもって提供できるものをIronでは制作している。 始まりはそこにあり、終わりもまたそこにあります。
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